Nobishiro

法務相談とは。法務相談の内容や、外注の際のポイントを解説

法務相談とは。法務相談の内容や、外注の際のポイントを解説

法務相談は企業経営者や担当者が抱える様々な法的課題を解決に導く業務です。法的な手続き、法律書類作成などが主な内容です。この記事では、法務相談の内容や、外注の際のポイントを解説します。法務部門の方や、これから法務相談を外注してみようという方はぜひ参考にしてください。

\ あわせて読みたい資料を無料公開中!/

「全国300名が回答 弁護士への有料相談の実態」をダウンロードする


この記事を読んでわかること

法務とは、企業活動における全ての法律問題を把握し、適切に対処しようとする部門です。

法務の仕事内容は業界・業種・企業規模などによっても変わりますが、主なものとして契約取引法務、組織法務、コンプライアンス法務、紛争対応法務などがあります。法務相談では、これらの項目の問題を相談し、解決策を探していくのです。

参考記事:法務とは?その役割と仕事内容・求められるスキルを徹底解説


法務相談の内容

法務では、日常的に企業の様々な分野に所属する人から様々な相談を受け付けています。相談内容は多岐にわたりますが、いくつか例を挙げてみましょう。

  • 契約に関する相談
  • 取引先とのトラブルへの対処についての相談
  • 組織内でのハラスメントに関する相談
  • 労務問題に関する相談
  • 社内規程や社内決裁フローに関する相談
  • 個人情報の取扱いに関する相談
  • 書類作成や管理に関する相談
  • 顧客や取引先へ送る書面の書き方についての相談
  • 会社案内やコーポレートサイトの記載内容についての相談など

法務相談をしないと、どのようなリスクがある?

企業が活動していく中では、様々な法律問題が生じることがありますが、その際に利用したいのが法務相談です。
法務相談を利用することで、問題の解決を図りやすくなります。逆に利用しないと、リスクが生じる恐れもあります。

不利な立場に追い込まれることがある

契約や取引のトラブルが生じたとき、あるいは他からクレームが入ったときなど、適切に対処しないと、困る場面が生じます、

そのようなときに法務相談を利用しないと、不利な立場に追い込まれる恐れもあるでしょう。自分たちだけで対応できることには限界もあります。特に法律問題がかかわってくると、専門家のサポートなしでは解決も難しいです。

いったん不利な立場に追い込まれてから法務相談をしたのでは、後手後手に回り、対応が遅れてしまうことも考えられます。トラブルなどが生じたときは、早めに法務相談をしましょう。

法的リスクを回避しにくくなる

法務相談を行わないと、法的リスクを回避しにくくなります。

企業活動を行う上で避けたいのが法的リスクや法令違反リスク法律や条令に違反すると罰則が適用されるだけでなく、企業の信頼性やイメージが大きく損なわれます。いったん傷ついた信頼性やイメージを取り戻すのは大変です。

そのため、法務相談を積極的に利用し、法的リスクや法令違反リスクを犯さないようにしないといけません。

参考記事:企業法務の必要性・企業法務はなぜ重要なのか?

法改正への対応が遅れる

法務相談を活用しないと、新しい法律ができたときや法改正が行われたときの対応に遅れてしまう場合があります。

新しい法律がいつできて、法改正がいつ行われるか分かりません。法律に詳しくない者は法律の最新情報を追うこともできないでしょう。

最新の法律状況に対応するためには、法務相談の利用が欠かせません

法務相談にかかる費用

法務相談にかかる費用は、顧問弁護士として弁護士に依頼するか、時間報酬で依頼するか等で異なります。

顧問弁護士に依頼する場合

顧問弁護士に法務相談する場合、費用は月額顧問料の範囲内になるか範囲を超えるかで違ってきます。顧問契約を結んでおけば、様々な法務に関する相談に乗ってくれるでしょう。

時間報酬で依頼する場合

顧問契約を結んでいない弁護士に法務相談する場合で時間報酬制になっているときは、かかる時間によって費用が発生します。最初の相談は無料で受け付けてくれる場合もあります。

法務相談だけでなく、具体的な業務も依頼するのなら、着手金や成功報酬などの費用が別途発生するでしょう。

相談項目別の費用

法務相談の項目によって費用相場は異なります項目としては、次のようなものがありますが、費用は各事務所に直接確認してください。

  • 会社破産
  • 事業再生
  • 会社設立
  • 事業継承
  • M&A
  • 労務・労働問題

法務相談先を選ぶポイント

法務相談先を選ぶ上でのポイントを解説します。

\ あわせて読みたい資料を無料公開中!/

「全国300名が回答 弁護士への有料相談の実態」をダウンロードする

自社の依頼内容に応じた相談先を選ぶ

法務相談をする際は、自社の依頼内容に応じた先を選ばないといけません。

法務相談に応じている弁護士でも、得意分野が違いますM&A・金融・事業再生・ベンチャー支援と言った大まかな分野もあれば、詳細な区分けをしている場合があります

法務相談をする前に、相談したい弁護士の得意分野をしっかり確認しておくことが大事です。

相談対応の丁寧さ

基本的に弁護士は相談者から丁寧にヒアリングをし、問題の解決策を探っていきますが、対応の仕方については各人に任されています。

そのため、相談対応が丁寧な弁護士もいれば、不十分な弁護士もいるでしょう。企業法務だけに限りませんが、初回相談をしてみて、対応があまり丁寧でないと思ったら、別の弁護士に相談することも検討してみてください。

レスポンスが速いか

レスポンスの速さも法務相談先を選ぶポイントです。

企業の抱える法務問題には素早い対応を求められることも多いので、レスポンスが遅いようでは対応が後手に回ってしまいます。

もちろん、弁護士にも都合があるので、何でも速く回答というわけにはいかないでしょうが、質問したら、「いついつまでに回答します」と返答してくれる弁護士なら、安心です。

まとめ

今回は、法務相談の内容や相談費用、相談先を選ぶポイントなどを解説しました。

企業活動をしていく上で、法律関係の問題がよく生じますが、その際は法務相談を利用したいところです。法務相談を積極的に利用することで、様々なリスク回避もできます。

ただ、どの弁護士に相談するのかが大事なので、記事の内容も参考にしながら慎重に選んでください。

法務をシームレスに支援する次世代リーガルテック「LegalOn Cloud」

「LegalOn Cloud」は、法務業務をシームレスに支援する次世代リーガルテックです。契約審査から締結後の契約管理、法務相談案件の管理、法令リサーチ、法改正対応まで、あらゆる法務業務を最先端のAIを搭載したLegalOn Cloudがカバーします。日々の業務の中で生まれる自社の法務ナレッジ。LegalOn Cloudなら自然に集約、AIが自動で整理し適切なタイミングでレコメンド。ナレッジマネジメントの未来の形を実現します。


<この記事を書いた人>

Nobisiro編集部

AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」を提供するLegalOn Technologiesが運営する、法務の可能性を広げるメディア「Nobisiro」編集部。の法務担当者の日々の業務に役立つ情報を発信しています。

AI契約書レビューや契約書管理など
様々なサービスを選択してご利用できるハイスペック製品

製品についてはこちら