チームの意識改革を実感 「ビジネスマインド」を持ち主体的に提案する法務を目指す
  • 金融・保険
  • 法務人数:6~10人
チームの意識改革を実感 「ビジネスマインド」を持ち主体的に提案する法務を目指す

チームの意識改革を実感 「ビジネスマインド」を持ち主体的に提案する法務を目指す

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野村アセットマネジメント株式会社
野村アセットマネジメント株式会社
リーガル・コンプライアンス部
シニア・マネージャー 中嶋 康晴 様
POINT
  • 審査品質の向上と法務部門としての時間の使い方を見直すため導入
  • 業務効率化のみならず、チームの意識改革も実現
  • LegalForceの導入は付加価値の高い法務部門に変革できる好機

資産運用ビジネスの最先端を走り、社会の発展に貢献し続ける、野村アセットマネジメント株式会社。経営への貢献意識を強く持ち、これからの法務部門があるべき姿を追求する同社に、LegalForceの導入経緯や活用のポイントを聞きました。

バックグラウンドが様々な8名で法務を担当

法務部門の組織体制や業務内容について教えてください。

当社には約40名体制のリーガル・コンプライアンス部があり、そのうち8名がリーガルチームに所属して法務業務を行っています。その他のメンバーはコンプライアンスチームや点検・検査チームに所属し、コンプライアンス・ルールの策定やルールの遵守状況の点検などを行っています。当社は金融機関ですので、他の業界と比べると法務・コンプライアンスの人員が手厚いのが特徴です。

リーガルチームの主な業務の一つが契約審査で、月30件ほど対応しています。また最近では新たなビジネスや投資を検討する動きが増えており、ビジネス部門とともに、法的な論点整理やビジネスのスキーム検討を行うことも多いです。

さらにコーポレートリーガル的な機能も果たしています。たとえば人事部門から労働法に関する相談、IT部門から情報セキュリティ関連の相談、企画部門から対外発表に関する相談、マーケティング部門から広告等に関する相談、研究部門から特許に関する相談を受け、対応しています。

リーガルチームの社員のバックグラウンドは多岐にわたります。司法修習を終えてすぐに入社した人、弁護士としてキャリアをある程度積んでから中途入社した人、新卒で入社していくつかの部門を経験した人、グループ会社から出向してきた人など様々です。

審査品質のばらつきを解消すべくLegalForceを導入

LegalForceを導入された理由や、導入以前の課題感について教えてください。

リーガルチーム内で契約審査の品質にばらつきがあることが大きな課題でした。たとえば司法修習を終えたばかりのメンバーは、法律の知識は豊富ですが当社の事業に関する知見は少ないです。一方、法学部出身ではないメンバーもいるため、当社の事業には詳しいものの法律の知識がない場合もあります。

私は契約審査の仕事の割り振りを管理する立場なので、チームメンバーの契約審査結果にも目を通します。その中で、多様性があるがゆえの品質差を感じていました。

しかし全員に一から法律知識を教える時間は取れません。そこで目を付けたのがLegalForceです。「自動レビュー」から学ぶことで、若手のレベルアップ、ひいてはチーム全体の品質の底上げが実現できるのではと期待して導入しました。

また、契約審査に時間を取られすぎていることも課題でした。我々法務部門には、契約審査以外にも担うべき仕事があるはずです。そこに気づいてほしい、というのも導入時の私の思いでした。

アラート内容は全て確認 契約審査が洗練された

実際にLegalForceを使うときの流れを簡単に教えてください。

契約審査を依頼されたら、まずはLegalForceの自動レビューにかけてから、ダブルチェックとして目視で確認します。自動レビューのアラート内容には全て目を通しています。アラートには修正時に参考となる対応方針やサンプルの条文、さらに関連する法的な情報が記載されているため、若手は新たな知識のインプットになりますし、キャリアが長いメンバーも忘れていた知識を思い出すのに有用でした。

実際、LegalForce導入後の契約審査はかなり洗練された印象です。修正の根拠などを記したコメントも、納得できるレベルのものになりました。

また「LegalForceひな形」も日常的に活用しています。月5~6件くらいは新しく契約書を作成する機会があり、その際のドラフトはLegalForceひな形をもとに作成して効率化を図っています。

LegalForceひな形イメージ
700点以上のひな形をダウンロードできる(※2022年9月時点)

悩んだときは「条文検索」を活用

特に気に入っている機能があれば教えてください。

「条文検索」が気に入っています。たとえば契約を締結する際に知的財産の条項をどうするかピンポイントで悩む場面など、過去の類似事例やLegalForceひな形の記述をすぐに検索できるのはありがたいです。

条文検索イメージ
キーワードを入力すると過去の契約書やひな形から条文を検索できる

また「英文契約書レビュー」もよく使っています。外国企業との契約も多いため、当社の契約書の半分くらいは英文です。和文契約書と同じく、まず英文契約書レビューにかけてから目視していく流れで使っています。

付加価値の高い業務を行う意識が高まった

LegalForce導入によって感じている効果を教えてください。

法務業務に対するチーム全体の意識が変わったことが一番の導入効果です。これまでは「リーガルチーム=契約審査を行う部門」という意識が強かったと思います。1日の半分を契約審査に費やすのが普通なこととして受け止められていました。

しかし私はそれだけではいけないと思っています。契約審査はあくまで法務業務の一部であり、我々が担うべき仕事は他にもたくさん存在しています。

大切なのは、契約審査の効率化や品質向上だけではなく、「効率化することで削減できた時間をどう使うか」という観点で、それが今後の法務の価値向上を後押ししていくと考えています。具体的には、ビジネス部門のパートナーとして新しいビジネススキームや投資案件を検討したり、契約相手との交渉や会社や官公庁への政策提言をしたりなど、より「ビジネスマインド」を意識した動きです。

LegalForceを使うようになって、今後はそうした部分で貢献できるよう、自らのスキルを磨いていくという意識がメンバーに芽生えてきたと実感しています。目先の業務効率化を喜ぶだけでなく、もっと未来を見据えて意識を変える。LegalForceを導入時に狙っていたことが実現しはじめています。

経営への参画意識をもったチームに

今後どのようにLegalForceを活用していきたいですか。

効率化できる部分はLegalForceを使い、捻出できた時間はビジネスの健全な発展に資する業務に使えるようにしていきたいです。そして、経営への参画意識を持ち、事業部門に対して主体的に提案するマインドを持ったリーガルチームとして、全員が成長していければと考えています。経営陣や事業部門から信頼され、気軽に相談をしてもらえるリーガルチームになるのが理想です。

LegalForceの導入は「変革の好機」

LegalForceをどのような企業、法務部にすすめたいですか。

あらゆる会社の法務にとってLegalForceは役に立つと思います。とくに契約審査がメイン業務になっている法務にとっては、業務の付加価値を見直すきっかけになるのではないでしょうか。

AIは仕事を奪うものではなく、一歩先の仕事に挑戦するチャンスを作ってくれるものだと考えています。ツールの導入を「付加価値の高い法務部門に変革できる好機」だと捉えてポジティブに活用することで、ビジネスの後押しをする法務部門へと成長していけると思います。

(取材日:2022年8月)※掲載内容は取材当時のものです。

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