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速さと品質が評価され顧問先からの満足度も向上 LegalForceは弁護士の“お守り”

速さと品質が評価され顧問先からの満足度も向上 LegalForceは弁護士の“お守り”

LegalForce 法律事務所

弁護士法人如水法律事務所

代表弁護士 橋本 道成 先生 弁護士 白田 晴夏 先生

POINT
  • 顧問先の増加に伴い契約書レビューを効率化するため導入
  • レビュー時間を7割削減、空いた時間を有効に活用
  • 最新テクノロジーの活用が顧問先の満足度向上でもプラスに


九州を地盤とし、IPO(株式公開)や労務問題などの企業法務を中心に質の高いリーガルサービスを提供する弁護士法人如水法律事務所。同所の橋本先生と白田先生に、LegalForce導入の経緯やメリット、具体的な活用方法などについて話を聞きました。

税理士法人や社労士法人とワンストップで法律サービスを提供

如水法律事務所の特徴や橋本先生、白田先生の得意分野について教えてください。

代表弁護士 橋本 道成 先生

橋本先生 当事務所は福岡市に拠点を置く弁護士法人です。グループ内にある税理士法人や社労士法人などと連携し、ワンストップで専門性の高いサービスを提供できる点が特徴です。私は2008年に福岡で弁護士として働き始め、証券会社や総合商社への出向を経て、2017年に如水法律事務所を立ち上げました。M&Aやベンチャー支援など、企業法務を中心に取り扱っています。

白田先生 私は福岡で生まれ育ち、地元の人たちや企業を支援したいという思いから如水法律事務所に入所しました。司法修習先の指導担当弁護士が橋本先生と同じだったというご縁もありました。入所してまだ間もないですが、私も企業法務を担当しています。

LegalForceを導入された理由や、導入前の課題感について教えてください。

橋本先生 顧問先が増えてきた段階でLegalForceを導入しました。契約書レビューの依頼が月に20~30件ほどあり、対応に時間がかかってしまっていたので、その改善が導入の大きな理由です。顧問先からはひな形を要求されることも多く、最新の法改正に対応したひな形をスピーディに提供したいという思いも、LegalForceの導入を後押ししました。

LegalForceは弁護士にとっての“お守り”

実際にLegalForceを使うときの流れを簡単に教えてください。

橋本先生 レビュー依頼を受けた契約書はまず一読し、基本的にすべてLegalForceにアップロードして「自動レビュー」を行います。アラートが表示された箇所は、修正が必要かどうかクライアントの背景を考慮しつつ判断しています。実際に使ってみて、契約書レビュー時の見落としや抜け漏れを防ぐ効果が高く、LegalForceは弁護士にとっての“お守り”だと感じています

自動レビューイメージ アラート内容とサンプル条文・関連情報が表示される

ひな形を依頼された場合には「LegalForceひな形」を活用しています。類型や立場のバリエーションが豊富なので、クライアントの置かれている立場や契約相手との関係性などに応じて、最適なものを提供できるようになりました。

白田先生 私も最初は自分の目で見てから、LegalForceで抜け漏れなどの不備がないかをチェックします。特に見落としが怖いので、抜け落ちている条文を重点的に確認することが多いです。自動レビューでは修正時の参考になるサンプル条文や関連情報が表示されるので、とても参考になります。

特に気に入っている機能はありますか。

橋本先生 契約書の文書修正の前後を比較して、その差異を表示する「比較」はよく使っています。例えばデューデリジェンスの一環で契約書レビューを行う場合、クライアントが持っているひな形と実際に締結した契約書を比較でチェックして、どのように変更がなされているかを確認しています。

白田先生 やはりよく使用する自動レビューが気に入っています。AIが表示する箇所は契約を締結する上で絶対に抜け落ちてはならない重要な部分なので、契約書レビューをするたびに勉強になっています。比較に関しては、複数の契約書の内容の差分をExcelにダウンロードできる点が便利です。差異がある箇所に色がついて表示されるので一目でわかりますし、確認作業にかかる時間も大幅に短縮できました

比較機能イメージ 差分がハイライトで表示される

レビュー時間を7割削減 心理的負担が軽くなった

LegalForce導入によって感じている効果を教えてください。

弁護士 白田 晴夏 先生

白田先生 修習中に指導担当の先生から契約書レビューのやり方を学びましたが、文量が多ければ多いほどチェックに時間がかかりますし、ダブルチェックをするとなると2倍の時間がかかります。LegalForceはリスクの可能性がある部分をピンポイントで教えてくれるので、その部分を重点的に確認でき、契約書レビューの時短効果を実感しています。長い契約書であればあるほど、その効果は大きいと感じます。

橋本先生 導入前と比べて、契約書レビューにかかる時間は7割ほど削減できています。以前は契約書レビューをするためにまとまった時間をつくる必要がありましたが、今はNDA(秘密保持契約)など典型的な契約書であれば、10~20分程度で確認が済みます。急ぎのレビュー依頼が重なっても、心理的負担が軽くなったことは大きな効果のひとつです。また、自動レビュー時に表示されるサンプル条文や関連情報も活用することで、修正理由の説明も丁寧にできるようになりました。

速さと品質が評価され顧問先の満足度も向上

LegalForceを使っていることに対して、クライアントからの反応はいかがですか。


橋本先生 LegalForceを導入してAIを活用しているということは、パンフレットなどでアピールしています。LegalForceを使うことでクライアントの依頼にクイックに対応できる点や、一定のレビュー品質を維持していることは、クライアントから高く評価していただいています。契約書レビューの早さと正確性が担保されていることに加え、多種多様なひな形を提供できるという点でも優位性があるかと思います。

最近では、起業家支援のセミナーでLegalForceの画面を見せながら話したこともあります。経営者の中でも、法的なトピックスにアンテナを張っているかどうかで情報の格差があります。今まであまり契約書を気にしていなかった人たちにもその重要性を伝え、リーガルテックを使うことでリスクチェックの負担を軽くできることを知ってもらえればと思っています。

今後どのようにLegalForceを活用していきたいですか。

白田先生 今は自動レビューを使って契約書レビューを行うことが業務の中心ですが、ゆくゆくはLegalForceの豊富な機能を使い、クライアントにスピーディで質の高いサービスを提供していきたいと思います。特にひな形に関しては、インフルエンサーマーケティング契約など新しいビジネスに対応したものが順次追加されているので、今まであまり触れたことのない契約書のひな形も今後は活用していきたいです。

LegalForceを導入して業務にメリハリを

LegalForceをどのような企業、または法律事務所に勧めたいですか。

白田先生 私は入所してはじめてLegalForceの存在を知りました。実際に使用してみて「こんなに便利なツールがあるのか」と驚きましたし、日々その利便性を実感しています。私のようにまだ経験が浅い弁護士は、契約書レビューに多くの時間や労力を費やさなければならないので、こういったAIツールの存在は非常に心強いです。契約書レビュー業務で直面するリスクへの対応や論点整理にも役立つため、新人弁護士がいる事務所であれば、規模の大小に関わらずお勧めです。

橋本先生 一人もしくは少人数の法律事務所にもお勧めです。特に企業法務を多く取り扱い、契約書レビューに多くの時間を取られている事務所は導入を検討するべきだと思います。弁護士の仕事は契約書レビューだけではありません。契約書レビューを効率的に行い、その他の仕事にかける時間をどう捻出するか――。業務にメリハリを付けるという意味でも、ツールを使える部分を見極め、効率化すべきだと思います。また、LegalForceは人材育成にも有用なので、新人弁護士の教育という観点からも、今後は法律事務所で導入が進んでいくと思います。

(取材日:2023年1月)※掲載内容は取材当時のものです。