覚書の書き方ガイドブック

覚書の書き方ガイドブック
一般的に「覚書」とは、忘れないように書き留めておくこと、その文書、メモ、備忘録などを指します。しかし、契約法務の世界では意味が異なり、覚書は多くの場合「簡潔な内容の契約書」を指します。
すでに締結されている原契約について、関連する条項を追加する場合や、原契約の条項を変更・削除する場合などに覚書が締結されます。
簡潔な内容について作成するのが覚書の一般的な特徴ですが、
・内容として非常に重要なことが定められる可能性もあること
・法的拘束力は通常の契約書と変わらないこと
には注意が必要です。
本資料では覚書について、
・覚書の作成方法
・覚書を作成する際の留意点
などを分かりやすく解説します。
目次
1.覚書の作成方法
覚書の構成
前文の書き方
本文の書き方
原契約に条項を追加する場合
原契約の条項を変更する場合
原契約の条項を削除する場合
後文の書き方
署名欄の書き方
2.覚書を作成する際の留意点
①覚書の効力発生時期を明記する
②条ズレ対策を忘れない
③覚書は原契約と紐づけて管理する
④覚書にも収入印紙が必要になる場合がある
3.AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」のご紹介